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所長コラム

【法人保険の見直しポイント 1月号その2 適切な法人保険の金額は? 】

今回は私が寄稿している「企業実務」

 

~中小企業のための法人保険リストラ講座~

 

20102月号『日本実業出版社』

 

からの抜粋でお届けしています。

 

 

中小企業の社長が入る法人保険について、

 

「無駄な保険に入ってしまった・・」

 

「過去からの保険を見直したい!」

 

との相談が来ます。

 

 

日本実業出版社の編集局から

 

今一度生命保険に入る意義

 

について考えてほしいとの依頼がありました。

 

 

●中小企業に生命保険が必要な理由は4

 

①保障


もちろん保険に入る一番の目的です。

 

 ②貯蓄

 

定番の役員・従業員の退職金。

 

最近は従業員の年金の原資として

 

保険が活用されています。

 

 ③利益の繰延

 

税制の変更と最近の不況で

 

逓増定期保険等のニーズは減少していますが、

 

計画的な納税を行うためには、必要なツールです。

 

④銀行対策


近年決算書も銀行対応が求められています。

 

格付けを下げないためには

 

含み益のある資産を貯める必要があります。

 

赤字になりそうな場合、保険の益出しを行うことで

 

銀行向けの決算書を作成します。

 

 

経営者の方から「じゃうちは幾らくらい保険に入れば良いの?」

 

という質問をよく受けます。

 

 

 ●絶対必要な保険金額の算定

 

上記のポイントの中で、まず、「企業が存続」

 

するためには「最低どの程度の保障」が必要なのか

 

を算定していきます。

 

『キャッシュフロー上の最低必要資金額』

 

まず予測キャッシュフロー(資金繰り表)を作成します。

 

次にフリーキャッシュフロー(現預金残高)額が

 

ショートしている年度を合計します。

 

平成22年;▲500万円

平成23年;▲100万円

平成25年;▲300万円

 

まずは、そのショート額を補填する金額合計900万円が、

 

最低必要資金額となります。

 

 

『損益計算上赤字にならないための資金額』

 

固定費を賄うだけの売上総利益を上げるためには、

 

売上高を上げるしかありません。

 

その売上高を上げるために

 

幾らぐらいの仕入を行うかを算定します

 

※売上を上げるための仕入れが

資金繰り難のためできていない前提です。

 

予測損益計算書の経常利益の赤字額を合計します。

 

平成22年;▲600万円

平成23年;▲50万円

平成25年;▲400万円

 

次に経常黒字のために必要な仕入金額(原価)を算定します。

 

1,050万円+固定費3年分(450万円)=1,500万円・・粗利益

1,500万円÷40%=3,750万円・・売上高粗利益率を40%とします。

3,750万円×60%=2,250万円

 

 

つまり2,250万円で仕入を行い、

 

売上を3,750万円上げることができたなら、

 

売上総利益は1,500万円となり、

 

経常利益は通年で赤字になりません。

 

 

決算書は格付けも含め、

 

金融機関及びリース会社の評価を受ける

 

という前提で作成するべきです。

 

そのため今後も借り入れの等の予定がある場合は、

 

決算書の赤字は何としても避けなくてはなりません。

 

 

固定費(経費)の削減ができない場合は、

 

最低限キャッシュが無いため仕入れができない

 

(売上を作れない)という機会損失は避けるべきです。

 

 

したがって、保険で必要な最低保障額は、

 

900万円≦必要保障金額<2,250万円となります。

 

 

いかがでしょうか。

不明な点がありましたら、ご連絡ください。

 


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